病院に着いて待合室で何時間も待たされたハマヨシちゃんは、気が気でありませんでした。 『神様・・・どうかお母さんを守って!!』 ハマヨシちゃんが、目をつぶり祈っていると、 「おんぎゃ〜おんぎゃ〜!!」 お母さんのいる奥の手術室から赤ん坊の泣き声が聞こえて気ました。 ハマヨシちゃんが顔を上げると、看護婦さんが傍にやってきて、にこやかに笑いかけました。 「おめでとうございます。」
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