穴から抜けてあたりを見渡すと、そこは自分がお気に入りだった小さな川をはさんだ緑地公園。

そこには野球のできるグラウンドもあって、元気な野球少年たちが練習に励んでいました。

実はそれが、お気に入りだった理由の一つ・・・

野球少年の中に、ハマヨシちゃんが想いを寄せていた六助くんがいて、川の土手の上から彼が練習に励む姿を眺めては胸を高鳴らせていたのです。

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