「え?」

そうです。女の子は、3歳のハマヨシちゃんだったのです。

「そっかー。私も、七五三を祝ってもらったのよね。懐かしいな。」

ハマヨシちゃんは、ぎこちなく歩いて行く小さなハマヨシちゃんを眺めながら、思いました。

ハマヨシちゃんは、小さなハマヨシちゃんの後を、少し離れて、そっと付いて行くことにしました。

小さなハマヨシちゃんは、千歳飴の袋を手に、大はしゃぎ!

「ほらほら、もうすぐ、ハマヨシちゃんが元気で大きくなりますようにって、お祈りしてもらうのだから、静かにしていなさい!」
と、お母さんが、叱りました。

小さなハマヨシちゃんは、もっと走り回りたくて、
「いやだもん!! 静かにしないもん! いや!」
と、ダダをこね、すねてしまいました。

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