2005年3月13日
「ONE PIECE」 イベントレポート・博多駅編

原文:さやかさん
アレンジ・添削:婀梨子(ありす)さん

3月13日(日)

「田中真弓さんのトークショーをご覧のお客様、こちらにお並びください」

係りの方がプラカードを持って叫んでいた博多駅のコンコースで午前11時過ぎ、こりんごちゃんと婀梨子さんと待ち合わせをしました。
今回初めて婀梨子さんとご一緒させていただきました。

イベント会場は、博多駅構内のコンコース内に設置されていました。
よく記者会見の時に使われるような、一段だけの小さな舞台がしつらえられていて、その前に、ブルーシートが敷かれていました。
周囲は壁に囲われておらず、テープで仕切られただけの空間でした。
ちょうど私たちから立ち見ということになり、会場内へ。私たちの場所は、立見席の一番奥で、ブルーシートと仕切り用のテープの隙間でした。
仕切り用テープの後ろは、当然普通の通路となるので、会場内に入れない方や通りすがりの方が寄って来るのですが、中には小さな御子様連れの方も御出ででしたので、そういう時は

「小さい子を先に中に入れよう!」

と、私たち三人で後ろにいる子供達を仕切りのテープをくぐらせ「ほらおいで〜」と中に入れました。

午前11時30分、いよいよトークショーが始まりました。
まず最初に司会のお姉さんが登場し、ワンピースの映画のこと、JR九州のワンピース・スタンプラリーの説明がありました。
その間、約6分程度。

そして、いよいよゲスト・田中真弓さんの紹介がされました。

「それではお待たせいたしました。『ONE PIECE』麦わら海賊団船長、モンキー・D・ルフィ役、声優の田中真弓さんです。」

大きな拍手と共に、田中真弓さんが『ども〜♪』と言いながらルフィとチョッパーを連れて登場!
真弓さんは黒い長袖のシャツの上に白いシャツ・ジーパンというスタイルでした。

(※デジカメを忘れてスミマセン)
ルフィはともかく、チョッパーは大きかったです!(笑)

「モンキー・D・ルフィ役の浜田山の吉永小百合で御座います。」と仰った瞬間、ルフィ君の突込みが入りました。
そして、決め台詞、
「海賊王に、俺はなる!」

その時、真弓さんはルフィに向かってアイコンタクト。
うなずくルフィ。
腕を構えた瞬間に真弓さんが

『ゴムゴムのピストル〜!!!・・・・あれ?今日は出ない(伸びない)』
【ルフィがアクション・会場笑】
すると司会のお姉さんが
「お客様にあたると危ないので(笑)」みたいな言い方でフォローしてました。
すると真弓さんも「小さいお子ちゃまが多いからね」と微笑んでおられました。

今まさにトークが始まったのは、博多駅中央改札まん前の広場【※屋内です】。
道行く人たちが「何々?」って感じで足を止めます。
今人気のワンピース・ルフィの声が響いているのに気付いた人たちが私たちの後ろで素早くカメラ付携帯を取り出し田中真弓さんを撮っていました。
中には、「ルフィの声の人が博多駅に来てるよ!」と電話をかけている人も・・・

そこからは、映画公開記念イベントということで、司会のお姉さんが真弓さんに今回の映画のことをふってました。
ここで、掲示板にも書かれている、「ちょびひげ!」のことを話されてました。

その時、私は見ず知らずの小さな子を抱き上げ、携帯を婀梨子さんに持ってもらい、その状態でその子に真弓さんとルフィ達の姿が見えるよう背伸びしていました。
ぎゅうぎゅう詰めの状態で、子供をしっかりと抱き上げるのに必死で肝心の真弓さんの話は(さやかは)あんまり聞けませんでした(汗)

ただ、婀梨子さんが印象に残ってるという話が以下のとおりです。

田中真弓さんが、
「ゾロ役の中井君は、本当はとても気が弱いんです。マイクの前に立つと、高飛車なんですが、終わって途端に、」
「彼は、公務員だったんです。それで、公務員っぽいところがあるんですね。」
司会者が、
「例えば、ルフィですと、いつも食べてますけど、ルフィに似てきて食いしん坊になったということはあるんでしょうか。」
真弓さんは、
「私は、元々ルフィに出会う前から肉が好きなんですよ。よく年取ると、食が細るといいますよね。私の場合、『年の割りに、よく肉を召し上がる』といわれます。」
「『デブや』という番組やってます。どうぞ宜しく御願い致します。
司会者
「どこか行きたい所がありますか。」
真弓さん
「温泉で、ゆっくりしたいですね。食べて、飲んでね。『好きな食べ物は』と聞かれて、『砂肝、すながわ。』と答えたら、『何それ』と言われたんですね。砂肝とすながわで飲むのが、好きです。すっかり子供さんは飽きてますね。すみません。」
司会者
「今回の映画で異色の新人声優さんもデビューしたそうですが、コテツ役の『氣志團』の綾小路 翔さん。」
真弓さん
「抜き撮りというものをしたんですね。一緒にやったのは、サンジ役の平田だけなんですね。格好は普通だったらしい。」
ここで映画音楽の御話が入り、浜吉様が『ファミリー』の冒頭部分を歌って下さいました。

真弓さん
「いつも素なので、誰それの声でやってくれと言われるのが一番辛いですね。はっきり言って同じです。」

というものでした。

映画の話がすすむと、司会のお姉さんが
「私ばかり質問してますので、せっかく田中さんにははるばる博多までお越しいただいたので、皆さんの質問も受けたいと思います」

立見席の方からの御質問。
「お兄さんのエースと戦うことはありますか。」
これに対しては、
「あなたはどうなって欲しいと思いますか?」
と、真弓さんは返していました。それに対し
「できれば戦って欲しくないです」と質問者が言いました。

また、ビニールシートに座ってる方からの質問
「尾田栄一郎先生とはどんな方ですか?」

これに対しては   
「尾田栄一郎は、だらけきった人です。もうじき、青キジという、松田優作似の“だらけきった正義”を掲げる人物が、登場しますが、その人の話し方を聞いた時、おだっちだと思いました。最初、ルフィがおだっちだった。彼は、冬でもビーチサンダルです。イベントの時には、“原作者役の尾田栄一郎です。”と言います。若いのに気遣いのできる人です。テレビでアニメオリジナルの話が入ると、正直視聴率も落ちるんですが、アニメスタッフに気を使い、『ONE PIECE』に負けない『ONE PIECE』を書きますと言うんですね。全ての『ONE PIECE』を愛してくれと。」

この話を受けて最後は○×ゲーム。
ワンピース・カルトクイズということで難しいものです。
○だと思う人はグーを、×だと思う人はチョッパーと同じチョキを出してくださいというルールでした。
このゲームは、ビニールシートに座ってる人限定でした。

こりんごちゃんが、しゃがんで挑戦!
ぎゅうぎゅうだったので、私は座ることは出来ず、見守っていました。
婀梨子さんは後ろの子供達のために、しゃがんでおられました。

第1問、「ルフィ海賊団のメンバー、ウソップは、おひつじ座生まれである。」
答えは、○。
第2問、「海賊王、ゴールド・ロジャーが、ローグタウンで処刑されたのは、22年前のことである。」
答えは、○。ここでこりんごちゃん脱落。
第3問、田中真弓さんからの出題。「ニコ・ロビンには弟がいて、名前は、サンコ・ロビンである。」
答えは、×。前の方にいた方が、一人だけノリでマルとお答えになられていて、真弓さんに「いい人だ。」と言われておりました。
第4問、「赤髪海賊団の大頭、シャンクスの左目の傷は、3本である。」
答えは、○。
正解者に舞台に上がる様に促している時、真弓さんは、「前の人を蹴倒さないようにね。」と注意なさって御出ででした。
最後に、真弓さんが、「尾田栄一郎が、いつも頼もしいことを言ってくれます。描きたいことがたくさんある。描くことがあり過ぎて、困ると言うので。我々の意見も聞いてくれて、バギーにも会いたい。シャンクスにも凄く会いたいんだけど、再会すると、話が終わるので、会えない。そうすると、回想場面を入れてくれたりします。」

勝ち残ったのは9名。全員にサインが書かれた下敷きをもらってました。
一人一人に手渡す時、「ちょびひげ!」をさせてました。
それをしてから受け取るというもので、とても微笑ましかったです。

程なく、イベントは終了。
田中真弓さんはすぐに居なくなりましたが、ルフィとチョッパーはのっしのっしとJR専用ルームへと向かっていました。結構距離があるのですが目立つこと目立つこと!(笑)
私達を始め色んな人が付いて歩いていたのでちょっと行列っぽくなってました☆
道行くカップルは握手を求め、親子連れのうち子供がすれ違いざまに泣き出し、おじいさんはびっくりして目を見張る。思わず笑ってしまいました。

専用ルーム前で足を止めてくれたチョッパーと握手して、婀梨子さんの車に乗り込み、スペースワールドへと向かったのでした。

戻る